アジアリーグアイスホッケーは20日、苫小牧市白鳥アリーナでプレーオフ・ファイナル第3戦を行い、王子イーグルス(レギュラーリーグ1位)が栃木日光アイスバックス(同3位)を4-3で下し、優勝に王手をかけた。
■ 王子イーグルス 4 – 3 栃木日光アイスバックス
<プレーオフ・ファイナル第3戦=イーグルス 2勝1敗/苫小牧>
※この試合は、Breakaway047号(4月15日発売予定)で詳しくレポートします。
立ち上がりから相手陣内でプレーを進めたイーグルスは、第1ピリオド18分にFWカヴォシーのミドルシュートで先制。第2ピリオド2分にもFW百目木のパワープレーゴールで2点をリードした。バックスも5分にカウンターからFWボンクが決めて1点を返すが、主導権を握るイーグルスはFW佐藤、百目木のゴールで4-1とし、逃げ切り態勢に入った。バックスも粘りを見せ、16分にボンクのパワープレーゴールで追い上げを開始。第3ピリオド11分にはFW鈴木が決めて1点差まで迫った。その後もバックスは相手ゴールに迫ったが、イーグルスは堅い守りとセーフティなプレーで対抗。1点差を守り切って、イーグルスが4年ぶりのアジア制覇に王手をかけた。
▼GK=イーグルス:春名/バックス:小野
▼SOG=イーグルス:46/バックス:18
【イーグルス/山中武司監督】「第2戦は我々が修正して臨んだが、今日は相手が修正してきて厳しい戦いになることはわかっていたが、立ち上がりはアタッキングゾーンでプレーでき、攻撃面でリズムを作れた。なかなか得点できなかったが、PKを守り先制できていい形で第1ピリオドを終えることができた。第2ピリオドもバックスが得意なラッシュで得点を許し、第3ピリオドも1点差まで迫られたが、選手たちは試合の進め方をわかっているので安心して見ていた。欲しいところでPPを決めてくれたことは大きかった。(日光は敵地だが)自分たちのやるべきプレーに集中させたい」
【イーグルス/FW#7百目木政人】「(このシリーズ)これまでチャンスはあったが入れていなかったので、気持ち的にはホッとしている。個人的には調子がいいし、セット5人でいいプレーができている。いまのうちはどこのセットが出ても強いチームだと思うので、(日光へ行っても)大丈夫だ。必ず土曜日で決める」
【バックス/村井忠寛監督】「第2戦の反省を踏まえてスタートからフィジカルにプレーし、第1ピリオドはいいチャンスがあったが、第2ピリオドはPKが多くなり失点してしまったのが敗因だ。この3試合は福藤がいない中、小野がすばらしいプレーをしてくれた。第3ピリオドはここ数試合勝ち越せていなかったが、今日はハングリーに鈴木が得点し、次につながる1点になったと思う。日光に帰れば、大声援の後押しでより大きな力が生まれる。優勝が日曜日に延びただけだ」
【バックス/GK#44福藤豊】「王手をかけられたが、バックスはセミファイナルもここから這い上がってきた。日光に帰って声援を味方につけて戦えればと思う。大事なファイナルに怪我で出られないことはとても悔しいが、(小野)航平も頑張ってくれているので、そういうプレーを見て早く戻れればという思いを強くしている。(小野は)レギュラーリーグ最終戦で接戦を勝って自信をつけたと思うし、もともとスキルのあるGK。とてもよくやってくれていると思う」
●プレーオフ・ファイナルの試合予定
王子イーグルス×栃木日光アイスバックス
第4戦:3月24日(土) 16:00 日光霧降アイスアリーナ
第5戦:3月25日(日) 14:00 日光霧降アイスアリーナ
※3戦先勝方式のため、第5戦は行われない場合あり
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2012年3月20日 5:21 PM| カテゴリー:ニュース