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第5回 佐藤 航平 : ノースアイオワ・ブルズ/アメリカ (2015年2月18日)

プロフィール

氏名:佐藤 航平(Kohei Sato)

生年月日:1996年9月26日(18才)

出身:東京都西東京市

ポジション:FW

所属学校・チーム:North Iowa Bulls(NA3HL)

経歴:Harrington College of Canada

→ Rothesay Netherwood School

→ Canadian International Hockey Academy(CIHA)

→ North Iowa Bulls

代表歴:U20日本代表(2014年)

 

現在、アメリカのジュニアリーグNA3HLでプレーする佐藤航平選手が初めて海を渡ったのは2010年の冬。幼い頃から一緒にアイスホッケーをやり、憧れの存在だった5歳年上の角館信恒選手(現・王子イーグルス)の海外挑戦に影響され、自身も留学を決意した。いくつかのアイスホッケー養成学校を経て、2012年からはカナダ・オンタリオ州にあるCanadian International Hockey Academy(CIHA)にリクルートされ、籍を置いた。

 

CIHA2年目の2013~2014シーズンにはリーグ得点王とMVPを受賞するなど頭角を現し、その年の6月に行われたアメリカのトップジュニアリーグであるUSHLのドラフトでは、20巡目(総合314位)でトライシティー・ストームに指名された。日本人としては初の快挙に、「ドラフトの存在自体は知っていたが、まさか自分がそんなトップリーグから指名されるとは思ってもいなかった。いつも通りジムでトレーニングをしていると、チームメート達から突然祝福され、ドラフトのリストを見せてもらって初めて状況が飲め込めた」と当時の様子を振り返る。

 

そして、トライシティーと契約を結んだが、それでチーム入団が保証された訳では無い。他のドラフト選手や招待選手も参加する夏のキャンプでアピールし、過酷なトライアウトを生き抜かなければならないのだ。そのキャンプでは、実力的に足りない部分も確かにあったが、各チーム4枠しかない外国人枠も影響し、残念ながら入団はならなかった。

その後、別のチームのトライアウトにも参加し、それを見に来ていたスカウトの目にかかり、ノースアイオワ・ブルズ(NA3HL=アメリカジュニアリーグの3部に相当)に所属することとなった。

「活躍すれば上のリーグでプレーできるきっかけとなる。結果が命のこの世界なので、まずは今シーズンで良い結果を残し、来季は上のリーグでプレーできるように頑張りたい」。その言葉通り、毎日を必死に過ごしている。

 

ジュニアリーグに所属する選手達は当然の如く、練習は週4~5回、週末は主に試合というアイスホッケー中心の毎日を過ごすが、勉強も海外留学において大切な部分だ。現在、佐藤選手は通信教育を受けており、氷上練習やジムのトレーニング後には学校の宿題に精を出している。「留学1~2年目は学校の先生が何を言っているのかが全く理解できず苦労した。学校の所在地がカナダのケベック州というフランス語圏だったことから、英語もままならない中でフランス語を学ばないといけない状況もあった。生活していく為にも現地の言葉は学ぶことは必須だが、周りのサポートもあり、今ではだいぶ英語力もついた」と留学による成長ぶりにも手応えを感じている。

 

プレーに関しては、「海外でプレーしていると、パッション(情熱)や競争力、フィジカルの強さが日本と違うと感じる。ファンの声援なども含め、プロのような感覚が味わえることも魅力。最初はフィジカル部分に対応するのに苦労したが、今ではなんとかやっていけている。DFゾーンのカバレッジや、決定力を上げることが今後の課題」という自己分析だ。

 

今季は、24試合に出場し14ポイント。内容には「まだまだ」と満足していない。NHLではパトリック・ケイン(シカゴ・ブラックホークス)やフィル・ケッセル(トロント・メイプルリーフス)のような選手が好きという佐藤選手だが、自身はスピードを活かしてアグレッシブにドライブするFWというプレースタイルを持つ。

今季の活躍が認められ、2月上旬にはリーグの選抜チーム「18U Selects」にも選出された。リーグに所属する31チームから厳選された選手で構成された6つの選抜チームが、2月下旬に行われる「NA3HL Top Prospect Tournament」に参加する。各ジュニアリーグや大学スカウトなども注目する大会で、活躍次第では上にコールアップや今後の進路が開ける可能性があるだけに、アピールする絶好の場だ。

 

将来の目標については、「NCAAのDivision1(アメリカの大学1部リーグ)でプレーし、その後は北米でプロ選手になりたい。自分がいま置かれている環境は誰もが経験できることではないので、その環境の中で死に物狂いで頑張りたい」と語った。

「海外に来れば自動的に上手くなる、なんてことは絶対に無い。(海外枠の件も含め)日本人というだけでハンデになるし、人より努力することが何より大切。怠けていたら必ず置いていかれる」という将来、海外留学を考えている選手へ向けてのメッセージには、自分の気を引き締めるかのような覚悟が感じられた。今後の更なる飛躍に期待したい。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノースアイオワ・ブルズ試合ハイライト(佐藤選手のゴールシーン:1分58秒~):

https://www.youtube.com/watch?v=T00C7LW6_mI&app=desktop

 

佐藤選手インタビュー動画 URL:https://www.youtube.com/watch?v=tQQosewDKG4

 

文:三原卓也(リードオフ・スポーツ・マーケティング)

スポーツ留学情報:http://leadoffbreakout.blogspot.com/p/leadoff-breakout.html

お問い合わせ:info@leadoffsportsmarketing.com 

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