015号(2009年1月31日発売)
- ■アジアリーグ・レギュラーリーグ
- ■インカレ特集
- ■女子全国選抜大会
- ■全道小学生・中学生・高校生
- ■高校生関東大会
- ■東京都秋季大会(小学生・中学生)
- ■その他、各種大会
- ■好評連載など
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アジアリーグ・西武43年の歴史に幕
SEIBUプリンスラビッツが今シーズン限りでのチーム廃部を発表した。西武鉄道、コクド、SEIBUプリンスラビッツと43年にわたり続いたチームの消滅に、日本アイスホッケー界が揺れた。
記者会見では所属先のプリンスホテルから、「チームの引き受け先を探している」と発表されたが、リーグは中盤戦から終盤戦に差し掛かり、首位争いが混沌と している最中の廃部発表に、選手はもちろん、ファン・関係者ともショックを隠し切れない様子。直後に札幌で行われた「クリスマスゲームズ」を始め、西武鉄 道時代のユニフォームをまとい戦った「ラビッツクラシック」など、終盤戦の攻防を振り返る。
巻頭インタビューの「FACE Off」では、SEIBU主将の鈴木貴人に話を聞いた。また、「Spotlight」では、外崎慶(イーグルス)、外崎潤(クレインズ)、菊池尚哉 (SEIBU)、村井忠寛(バックス)、金丸久(High1)、ブロック・ラドゥンスキ(ハルラ)、チェン・レイ(シャークス)をピックアップする。
写真:クリスマスゲームズ・クレインズvsSEIBU (撮影:小野田 光)
インカレ・東洋大が3連覇3冠達成!
大学日本一を懸けた第81回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)が1月6日から9日の4日間、青森県八戸市で開催された。アイスホッケー競技は全国から30校が参加、熱戦が繰り広げられ、東洋大学が他を圧倒し、3年連続10度目の栄冠に輝いた。
前評判は春と秋を制した東洋。その評判通り、東洋は他を圧倒し、大会3連覇と今季3冠(春・秋・インカレ)を達成した。最大のヤマは準決勝の早稲田戦。春 秋ともに東洋に苦杯をなめている早稲田は雪辱に燃え、今季一番とも言える立インカレに向け奢ることなくハードな練習を積んできた東洋が見事に返り討ち。準決勝の第2試合では明治が中央に敗れる波乱があり、決勝は東洋が中央を相手に全く危なげない試合運びを展開。中央を大差で退けた。全試合レポートのほか、 参加30校の集合写真、優勝した東洋・小窪主将のインタビューを掲載する。
このほか、旧帝大7校で争われる「第48回全国七大学総合体育大会 第56回全国七大学アイスホッケーリーグ戦」を紹介する。
写真:インカレ3連覇を果たし宙に舞う東洋大・小笠原監督 (撮影:小野田 光)
U20代表、U18女子代表、ともに昇格を果たす
ジュニア世代の世界アイスホッケー選手権が昨年12月から1月にかけて行われ、U20日本代表はディビジョンⅡで、U18女子日本代表はディビジョンⅠでともに優勝。昇格を果たし、来シーズンはそれぞれ、ディビジョンⅠ、トップディビジョンで世界に挑む。
U20世界アイスホッケー選手権ディビジョンⅡグループAは2008年12月15日から21日まで、ルーマニアのミエルクレア・チェクにて開催された。日 本は韓国に星を落としながらも、大会最終日に地元リトアニアを下し優勝。2005-06シーズンに降格して以来、ようやくディビジョンⅠへの復帰を果たし た。
また、昨季から新設されたU18世界女子アイスホッケー選手権は、今季からは拡大されディビジョンⅠがスタート。一昨年の予備予選で敗れた日本は、今回が 初参加となった。ディビジョンⅠは12月28日から1月2日まで、フランスのシャンベリーにて、オーストリア、フランス、日本、ノルウェー、スロバキアの 5か国が参加し開催された。次世代を担う若き日本代表選手たちの奮闘ぶりをレポートする。
そして、バンクーバー五輪最終予選に挑む日本代表チームの直前情報をお届けする。
写真:金メダルを獲得したU18女子日本代表メンバー