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027号(2010年3月31日発売)

掲載内容

  • ■全日本選手権大会
  • ■アジアリーグ・セミファイナル
  • ■バンクーバー五輪特集
  • ■全日本女子選手権Aグループ
  • ■全日本女子選手権Bグループ
  • ■世界選手権情報
  • ■関東少年選手権大会(小中学生)
  • ■関東大学選手権プレビュー
  • ■高校生/南北海道新人戦
  • ■中学生/苫民杯・苫小牧カナダ国際交流
  • ■その他、各種大会
  • ■好評連載など

 

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全日本選手権・全試合レポート

第77回全日本アイスホッケー選手権大会が3月1日から7日まで、北海道苫小牧市で開催され、白鳥アリーナと沼ノ端スケートセンターを舞台に熱戦が繰り広げられた。
 バンク―バー冬季オリンピックの閉幕日に始まった今大会は、例年より1ヶ月遅い開催だったため、学生の試験や就職活動時期、会社の決算時期と重な り、ベストメンバーが組みづらいチームもあった。また、チリで発生した大地震による津波の影響で東北高校が苫小牧まで辿りつけず、不戦敗となってしまった ことは非常に残念な出来事だった。
 そんな中、今大会を盛り上げたのは中央大学の躍進。2回戦、3回戦を順当に突破すると、準々決勝でアジアリーグの日光アイスバックスに快勝。17季ぶり に大学生がトップリーグチームを破る快挙を成し遂げると、その後も連戦の疲れをものともしない学生らしいホッケーで健闘を見せ、4位に食い込んだ。また、 東北フリーブレイズは決勝進出こそ夢と消えたが、3位で結成初年度を締めくくり、日本アイスホッケー史に新たな足跡を刻んだ。
 決勝は、王子イーグルスが地元に日本製紙クレインズを迎えての氷都決戦。両チームとも立ち上がりからスピードある展開で会場を沸かせたが、攻守の歯車が噛み合ったクレインズが、3年ぶり3度目の優勝を飾った。全28試合の模様をレポートする。

 

アジアリーグ・プレーオフセミファイナル

アジアリーグアイスホッケー2009-10は、3戦先勝方式のセミファイナルでポストシーズンが開幕。アジアNo1の称号を懸け、熱戦が繰り広げられた。
北海道対決となった王子イーグルス×日本製紙クレインズはディフェンスを主体とした展開の中、ここ一番の決定力で上回ったクレインズが2つの延長勝 ちを含む3勝1敗で勝利。アジアリーグ・プレーオフ創設以来6年連続のファイナル進出を決めた。韓国ダービーとなったアニャンハルラ×High1は、攻撃 力を前面に出した撃ち合いの様相を呈した。初戦をレギュラーリーグ4位のHigh1が取ったが、その後、地力に勝るハルラが3連勝し、韓国勢としては初の ファイナル進出を果たした。苫小牧と釧路での4試合を中心に各試合をレポートする。

 

バンクーバー五輪特集

1998年の長野大会から、NHL選手が参加するようになった五輪。今回はホッケー王国カナダ西部の都市、バンクーバーが舞台となった。
ホッケー大国の威信、そして地元観客の期待を一身に背負ったカナダが、そのプレッシャーを見事にはねのけて金メダルを獲得した。優勝候補のロシアと スウェーデンがともに準々決勝で敗退する厳しい大会で、逆境を乗り越えて大会の佳境で全力を出し切り、獲得した栄光だった。女子もカナダの金メダルで終 わった。決勝でカナダはアメリカの長所を殺しつつ自らの長所を出し切ってアメリカを寄り切り、3連覇を達成。3位決定戦ではフィンランドが延長の末、ス ウェーデンを下し、長野五輪以来の銅メダルを獲得した。大会レポートのほか、日本から唯一参加したラインズマン中山美幸の遠征記をお伝えする。

 

全日本女子選手権 Aグループ/Bグループ

第29回全日本女子アイスホッケー選手権大会Aグループが3月11日から14日まで、札幌市月寒体育館で開催され、SEIBUプリンセスラビッツが最終戦で粘り勝ち、3連覇を達成した。

各チームの実力が拮抗しており、混戦が予想された今大会は、昨年の覇者SEIBUプリンセスラビッツを始め、岩倉ペリグリン、加森観光ベアーズの3 チームに優勝の可能性を残したまま最終日を迎えたが、2試合連続でGWS勝ちと勝負強さを見せたSEIBUプリンセスラビッツが決勝リーグ全勝で3連覇を 果たした。2位には最終戦で加森観光を下したDaishinが浮上。加森観光、岩倉と続いた。決勝リーグをメインに大会を振り返る。また、大会3連覇を果 たしたSEIBUプリンセスラビッツの八反田孝行監督にインタビュー。
名古屋で行われたグループBは、八戸レッズが我慢のホッケーで優勝し、8シーズンぶりにAグループ復帰を決めた。大会の模様をレポートする。


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