アジアリーグアイスホッケーは24日から、国内では日光と苫小牧でそれぞれ2連戦が行われる。
■ 栃木日光アイスバックス×日本製紙クレインズ(日光)
<今季レギュラーリーグ対戦成績:バックス 2勝(1OT勝を含む)2敗(1GWS負を含む)>
韓国集結シリーズから戻った両チームの対戦。
現在2-5位は大混戦のアジアリーグだが、試合数の消化が多いバックスにとっては、そろそろ星勘定が気になり出すところ。プレーオフ争いをするクレインズには地元で負けられないというのが正直なところだろう。
ポイントとなるのはやはりGK福藤の活躍。福藤の出場時には得失点差+9だが、他のGKでは-24と、勝敗への直結はデータにもはっきり表れている。守護神の安定した守りと、チーム全員による組織的なディフェンスでロースコアゲームに持ち込みたい。
前の対戦(10月28日)では福藤を攻略したクレインズ。その時は5得点中、4得点がリバウンド、もしくはゴール付近でのプレーから生まれたゴールだった。パックを持つ時間帯を増やし、その中から積極的にゴールに向かってプレッシャーをかけるようなプレーができているかは、クレインズの攻撃のバロメーターになる。
■ 王子イーグルス×アニャンハルラ(苫小牧)
<今季レギュラーリーグ対戦成績:イーグルス 2勝>
攻撃面ではイーグルスのFW久慈が得点トップタイ、ハルラのFWラドゥンスキがアシストトップ、FWデルラゴがポイントトップタイと、両チームにはタイトル争いを演じる選手が揃っており、彼らをどう封じ込めるかは、当然ディフェンス面のポイントとなってくる。
そういった意味ではイーグルスの守備は盤石で、その守備を基盤に今季はまだ1敗しかしていない。現在も6連勝中で死角はないように見えるが、多くの選手を2週間前の五輪1次予選に日本代表として送り込んでおり、その後も過密日程で試合をこなしてきただけに、疲労の蓄積が気になるところ。
その点、日本代表入りは惜しくも逃したものの、能力の高い若手選手たちの頑張りは勝利のカギを握るだろう。
ハルラもイーグルス同様に、韓国代表に多くの選手を送り出した後の過密日程で、先週の韓国集結戦では、よもやの地元での2連敗を喫してしまった。
また、この北海道遠征を最後に、中心7選手が兵役のためにチームを離れるだけに、フルメンバーで戦えるこの遠征で勝点を重ねて、プレーオフ争いに踏み止まりたいところだ。
◆アジアリーグ 今週末の国内での試合予定
栃木日光アイスバックス×日本製紙クレインズ
11月24日(土) 試合開始16:00
11月25日(日) 試合開始14:00
会場:日光霧降アイスアリーナ/チケット情報
王子イーグルス×アニャンハルラ
11月24日(土) 試合開始14:00
11月25日(日) 試合開始14:00
会場:苫小牧市白鳥アリーナ/チケット情報
★アジアリーグ現在の順位
1 王子イーグルス 勝点48(17試合)
2 東北フリーブレイズ 勝点32(19試合)
3 日本製紙クレインズ 勝点29(16試合)
4 栃木日光アイスバックス 勝点27(21試合)
5 アニャンハルラ 勝点27(19試合)
6 ハイワン 勝点17(18試合)
7 チャイナドラゴン 勝点0(10試合)
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2012年11月23日 11:54 PM| カテゴリー:ニュース