男子アイスホッケーのソチ冬季五輪1次予選グループJは10日、日光霧降アイスアリーナで2日目を行われ、世界ランキング22位の日本は同28位の韓国を延長の末に下した。同21位のイギリスは同27位のルーマニアに完封勝ちした。
第1ピリオドは11分にFW久慈のパワープレーゴールで日本が先制したが、韓国ペースとなった。日本は同点に追いつかれた直後の第2ピリオド9分にFW小原のゴールで勝ち越し、1点差のまま試合終盤を迎えたが、韓国も粘りを見せ、試合終了11秒前に6人攻撃からFWシン・サンウのゴールで同点に追いついた。しかし、この試合に負けると最終予選進出が厳しくなる日本は、延長戦で底力を見せ、3分に4人対3人のパワープレーから久慈がスラップショットを決めて、激戦を制した。
日本は明日(11日)のイギリス戦に勝てば、来年2月に行われる最終予選に進出できる。
▼SOG=JPN:32/KOR:20
▼日本代表メンバー
GK:福藤(春名)
①:百目木-齊藤哲-佐藤翔/キャラー-外崎
②:齊藤毅-田中-久慈/芳賀-梁取
③:山下拓-佐藤博-三田村/山下敬-山田
④:西脇-小原-上野-寺尾/橋本
【日本/マーク・マホン監督】「ホッケーは素晴らしいスポーツだ!エキサイティングな試合だったが、思い通りの試合展開にならなかった。しかし、短期決戦なので、前向きに考えることが重要で、延長戦で勝てたことはよかった。アジアリーグが始まって韓国とのレベル差は縮まっていることがわかった試合でもあった。日本は今後、どのようにレベルアップを図るかを考えなければいけない」
【日本/FW#21久慈修平】「このような大歓声の中で、ゴールを決められて気持ちがいいし、勝てて良かった。自分の仕事は得点することだと思っている。(決勝ゴールは)狙ったコースに打った。あの状況では得意なコース(GKグラブサイド)しかないと思って打った」
第1ピリオド3分、イギリスはカウンター攻撃からFWジェイミソンのゴールで先制。18分にもDFオコナーが決めてリードを広げた。その後、ルーマニアはGKルジッジを中心に懸命の守りを見せたが、得点には至らず。逆にイギリスは第3ピリオド12分、FWダウのゴールで試合を決めた。
ルーマニアは2敗となり、最終予選進出の可能性が消滅した。
▼SOG= ROU:17/GBR:47
▼GK=ROR:ルジッジ/GBR:マーフィー
◆ソチ五輪男子1次予選(グループJ)現在の順位
1 日本 勝点5(2試合)
2 イギリス 勝点4(2試合)
3 韓国 勝点3(2試合)
4 ルーマニア 勝点0(2試合)
※ 1位のチームだけが来年2月の最終予選に進出できる
◆ソチ五輪男子1次予選(グループJ)今後の日程
会場:日光霧降アイスアリーナ
11月11日(日)
14:00 韓国×ルーマニア
18:00 イギリス×日本
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2012年11月10日 4:29 PM| カテゴリー:ニュース