北海道釧路市に拠点を置く男子プロチームの北海道ワイルズは27日、釧路市内で記者会見を行い、来季から東京に拠点を移すことなどを発表した。
会見には岡本博司代表取締役、篠原秀則ゼネラルマネージャー、齋藤毅監督が出席し、昨年末にアジアリーグ参戦断念に至った経緯や今後の活動方針が示された。
アジアリーグ参戦断念については、主にアジアリーグ全チーム揃っての加盟賛成を取り付けることが難しいこと、アジアリーグが求める釧路市からの協力を得るための交渉が困難だと判断したことを挙げた。
今後については、3月までは釧路で活動し、来季は東京に拠点を移し、名古屋や大阪などの地域のチームと交流戦などを行う予定で調整していることを明かした。
また、選手契約でのデュアルキャリアの採用や遠征費の削減などを行い、事業規模を縮小してチームを運営する方針だという。
来季の新たなチーム名やホームリンクについては決まっていない。
包括連携契約を締結している北海道標茶町については、今後も夏合宿を行うなどの連携を続けていく予定も示された。
今回の発表内容は選手にも説明済みで、選手たちは近日中に声明を発表するという。
北海道ワイルズは、昨年12月の全日本選手権Aに日本アイスホッケー連盟推薦枠で出場し、3位となったが、大会後の29日にそれまで目指していた来季のアジアリーグ加盟について辞退することを発表していた。
チームからは、キャプテンのFW大津晃介ら3選手が、来月にハンガリーで行われるトリノ・コルティナ五輪3次予選に出場する日本代表に選出されている。
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2024年1月27日 8:52 PM| カテゴリー:ニュース