女子アイスホッケーのソチ冬季五輪最終予選グループCは8日(現地時間)、スロバキア・ポプラドで2日目が行われる。初戦のノルウェー戦を劇的勝利で飾った日本にとって、五輪出場権への大きな壁であるスロバキアとの対戦(日本時間9日午前2時試合開始予定)をプレビューする。
前回のバンクーバー五輪には、1次予選から勝ち上がって出場したスロバキア。
鉄壁の守りを中心に、世界選手権トップディビジョンでも強豪に立ち向かってきた経験があるチームだ。
▼Key Point
トムチコバを攻略するための工夫と決定力
ロースコアの展開を勝ち抜くための規律
世界ランキングでは、11位の日本より上の7位に位置するスロバキアだが、昨日は同19位のデンマークに不覚をとった。改めて最終予選にランキングは関係ないということが示された試合だったと言えるだろう。
スロバキアは平均身長169㎝と同162㎝の日本に比べて大柄な選手が多いが、全般的にスピードはなく、日本にとっては昨日の対戦相手ノルウェーと似通ったチームと捉えることができるだろう。
スピードでは上回るだけに、日本は5人対5人の状況では確実に主導権を握らなくてはならない。
スロバキアの長所は何と言ってもGKトムチコバの守備だろう。176㎝と大柄な体でシュートコースを消す守りは、女子でも世界トップレベル。一昨季の世界選手権トップディビジョンではMVPに選ばれている実力者だ。
日本は一昨季の12カ国対抗で対戦した際に、圧倒的に押しながらも0-4で敗れた経験があるだけに、キャプテンのFW大澤が「怒濤の攻めを続けるしかない」と言うように、GKに常にプレッシャーを掛け続けなくてならない。一発で仕留めるシュート力は欧州の選手より劣る日本は、ゴール前のスクリーンなどをしつこく多用した工夫ある攻めが望まれる。
守備面では攻めに意識が行き過ぎた後のカウンターに気をつけたい。昨日のノルウェー戦でも、攻めた後の不用意な失点が2つもあったことが試合展開を苦しくさせた。この点は修正して、攻守にバランスのいい、規律正しいホッケーでロースコアゲームにしたい。
また、マークが下がりすぎて相手FWにフリーでシュートを打てる場面も散見された。PKを含めて、体を張ってパックを止める気持ちもさらに上げて欲しい。
1対1の局面では、大柄な選手相手にパックを保持するのは厳しい。速いフォアチェックから敵陣深い位置でパックを奪い、ゴール裏などのスペースをうまく使って速いパス回しで好機を演出できれば、勝機は巡ってくるだろう。
◆ソチ五輪女子最終予選(グループC)現在の順位
1 日本(1勝=勝点3)
2 デンマーク(1勝=勝点3)
3 ノルウェー(1敗=勝点0)
4 スロバキア(1敗=勝点0)
◆ソチ五輪女子最終予選(グループC)今後の日程
参加国:スロバキア(7)、ノルウェー(10)、日本(11)、デンマーク(19)
※カッコ内は世界ランキング
会場:スロバキア・ポプラドアリーナ
2月8日(金)
14:00 ノルウェー×デンマーク
18:00 日本×スロバキア
2月10日(日)
14:00 デンマーク×日本
18:00 スロバキア×ノルウェー
※時間はすべて現地時間、日本との時差は-8時間
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2013年2月8日 1:16 PM| カテゴリー:ニュース






