アジアリーグアイスホッケーの日本製紙クレインズは26日、釧路市内で記者会見を行い、2011-2012年シーズン限りでの退部選手と、新人選手の発表を行った。
退部するのはFW飯塚洋生と酒井隆行の2選手。
飯塚は釧路工業高校から1996年にクレインズに入団。日本リーグでの低迷期からチームを支え、攻守に優れたユーティリティ選手として強豪チームとなったクレインズの勝利に貢献。2007年の全日本選手権では最優秀選手に選ばれている。アジアリーグ通算277試合出場、64ゴール103アシストを記録。今後はマネージャーとしてチームに残る。
酒井は釧路江南高校から早稲田大学を経て、2002年にクレインズに入団。2003-2004シーズンには日光アイスバックスへのレンタル移籍を経験。状況に応じたプレーに定評のあるディフェンシブFWとして多く起用され、キルプレーなどでも欠かせないセンターとしていぶし銀の働きを見せた。アジアリーグ通算301試合出場、48ゴール111アシストを記録した。
※記録はいずれもレギュラーリーグ通算
新人はFW重野駿佑と髙木健太の2選手。
重野は釧路江南高校から中央大学を経ての入団。194㎝の長身とリーチを生かした懐の深いプレーが持ち味のセンター。すでに日本代表に選出され、世界選手権にも出場した経験があり、昨季は中央大学初のインカレ制覇に貢献した。実父は元クレインズの名センターである賢司氏。
髙木は駒大苫小牧高校から入団。182㎝の大型FWで、高校時代はインターハイ2連覇を経験。特に昨季決勝の白樺学園高校戦では、延長戦で大熱戦に終止符を打つ決勝ゴールを挙げる勝負強さを見せた。2010年にはU18日本代表に選ばれている。
2012年4月25日 11:19 PM| カテゴリー:ニュース